<初めてのアマチュア無線>
あれは小学校5・6年生のころだろうか。私の従兄弟が栃木県の某レジャーセンターに働いており夏休みに母親に連れられて遊びに行った時の事でした。従兄弟は当時すでにJE1のコールサインで開局しており、そのQSOを見せてもらったのです。リグは当時の最新鋭機トリオのTR−5200でした。アマチュア無線への憧れが大きく膨らんだのです。中学生になってからは「初歩のラジオ」「ハムライフ」「CQ誌」などを読み漁り、国試への準備を始めました。1回目は不合格・・・2回目で見事電話級に合格しましたが、入試もありしばらく大人しくしていました。高校2年生の夏に親の許可が下り、無線機を買うことになりましたが何を買ったら良いのか分かりません。無線雑誌を穴の開くほど見直しましたがこれからは50MhzもSSBの時代だと言う記事が目に留まり50MhzSSBのリグを買うことにしました。時代といってもやっと既製品のリグが発売され「1あたりではSSBでQSOする局も出てきたよ。」程度のことで8ではまだ夜明け前の時代でしたがそれに気づくのは開局してからでした。そんなこんなで八重洲のFT−620を買って有頂天になっていたのです。

<されど50Mhz>
リグを買ってしばらくはワッチしていたのですが、なかなか相手が見つかりません。その当時の(今でも)普段出ている局数は少なくQSOするのには苦労しました。次第にESやハムショップで知り合った50Mhzの仲間が増えていきました。四半世紀を過ぎてもその時の仲間がいる事はうれしい限りです。今回のサイクルでのEUオープンでは完全に出遅れてしまいました。5B4・A45までは飛んだのですが後一伸びがたりません。EUは次回のサイクルの楽しみにしましょう。結構近いところもこぼしているので楽しみは多く残っています。
サイクル23も終わりに近づいています。本州以南では50Mhzでの景気の良い話が聞こえますが北海道は地理的にまったく不利な状況です。これからも50Mhzの隅っこにしがみつきながら末永くアマチュア無線を楽しみたいと思います。


おまけ

<使い捨てたリグの思い出>
よく他の無線家のHPを見に行くと昔使ったリグを大切に使っている方が多く尊敬してしまいます。私は「わらしべ貧乏」でリグを売っては新しくするの繰り返しでした。しかし、買った無線機の数や金額を考えると冷や汗ものです。独身時代は給料=こずかいだったのでかなり無茶な買い物をしていました。思い出の数々を・・・

■FT−620
50MhzSSBで最初に発売された固定用トランシーバーです。当時はアップバーターかキットのQS500・FT−620しかありませんでした。このリグに無線の楽しさを教えてもらいました。(感謝)

■C78
430MhzFMのハンディートランシーバー。学生なのに分割で購入。ローカルラグチュー用でした。

■FT−101S
大学1年生のとき夏休みのアルバイト代を全てつぎ込んで中古で購入。しかしAP暮らしのため受信機で役目を終えました。7Mhzを頭が痛くなるほど聞きました。

■TR−1300
車の免許を取ってモービルに初めて付けたのがこれ。出られる帯域が狭いのとリニアを使うと意外と大きいのが欠点ですが、なんと言っても安定性の良さは特筆物でした。

■TS−520D
従兄弟からもらってきたHFトランシーバーの双璧。デザイン的にはトリオの方が好きでしたがこれも受信機でした。

■FT−680
二代目のモービル機。本格的な50Mhzオールモードモービルトランシーバーでした。LEDのケバイSメーターが斬新でした。

■C−4100
430MhzFMモービルトランシーバーこのころからモービルは430に移行しました。コンパクトで良いリグでしたがマイクのPTTの使い勝手の悪さにはがっかりしてしまいました。

■C−7900
430FMトランシーバー、4100よりスリムな筐体は驚きでした。しかし、マイクコネクーが横から出ているので意外と置く場所を選ぶリグでした。

■IC−551
格安で友人から購入。受信感度が悪く受信ブースターを常時つなげていました。画期的なPLL2VFOは使い勝手がよくオプションを用意し本体価格を下げたのもヒットの理由でしょう。

■IC−271・371
オスカーをやろうと思い買ったのですが技術力の無さを痛感し1年余りで手放してしまいました。かなりな無駄使い。

■TW−4000
トリオの始めてのツインバンダー。144・430で今では当然ですが当時としては画期的。成金趣味のパネルが魅力的な1台です。

■TS−670
50+HFの二代目コンパクトで使いやすくゼネカバ受信にも対応していました。仕事の関係で実家を離れたときに買ったリグです。

■TS−420S
2級に合格したときに買ったリグ。コンパクトながら100Wフルに出ました。調整も必要なくゼネカバ受信対応で使いやすい印象でした。

■TS−930S
ケンウッドのフラッグシップTS−930Sを購入。さすがに30万円近い買い物は「清水の舞台から・・・」飛び降りて買いました。今までのリグとは格段の差を感じました。HFでの1STオーバーシーQSOもこのリグからです。周波数メモリー用の電池ケースが割れてしまい純正部品が無く困ったことが思い出されます。

■TM−521
1200FMモービル機430が込み合ってきたので皆で1200をやろうと購入。しかしパワーモジュールが不良ですぐに送信不能に・・・2回直しましたが完治せず。

■C−6000
TM521に頭にきて衝動買い。かなり高かったが長持ちしています。(現有機)

■IC−575
中古で購入。+HL166Vで固定局を申請したら50Mhz200W・28Mhz10Wというヘンテコな免許が来ました。このリグで今回のサイクル前半はかなりDXがかせげました。

■TS−60
固定のサブリグ・モービル用として購入。モービル機としてはデカイので置き場所に困ります。しばらくはダッシュボードの上に鎮座していました。

■IC−706
HF+50+144のモービル機。ネットオークションで購入。セパレートタイプは置く場所に苦労しなくて楽です。(現有機)

■IC−756PRO
お友達価格で格安に購入。100W固定局はこれで安心して電波が出せます。バンドスコープは優れ物でパイルの動きや探すときに大変便利です。(現有機) 


JH8AHOトップページに戻る 
ダイヤモンド3.5・7Mhzダイポール(逆Vアンテナ) ダイヤモンド144・430・1200GP サガ50Mhzアローライン ナガラ50Mhz7エレ八木アンテナ