≪AHO的アンテナ史≫

 電波の出入り口はアンテナ、いくら高級な無線機を並べてもダイポールアンテナでは勝負になりません。パワーを2倍でプラス3dB、3エレヤギで利得が約3dBですからどちらが効率的なのでしょうか。
私が開局した1975年ごろは6mでもタワーに6エレを上げていればかなりトップレベルの方でした。今でこそ18mhのタワーに9エレヤギを上げていてもレベル的には並の設備になってしまいましたが・・・。小高い丘の上に縦横無尽にアンテナを張れる方には全くかないません。

<開局当時のアンテナ>
 4階建ての社宅のアパートの屋上にルソーのルーフタワー、マスプロの6m5エレヤギ、アイガーローテーター(懐かしい!!)で回していました。GWやESなどそこそこ楽しめました。
しかし、片傾斜の屋根のためバランスが悪く数年で倒壊してしまいました。

<アローラインの時代>
 学生の身では再度ルーフタワーを上げ直すことも出来ず、6mのアローラインをテレビアンテナの基台に上げました。
ただのGPなのですが柳に風のアンテナでESを楽しむには十分でした。VS5(今のV8ブルネイ)も出来ましたしね。
周りの仲間が430で出だしたのでその隣に430の2段GPを上げました。C78の3W、15Mくらい5D2Vを引っ張っていましたので何Wアンテナから出ていたのでしょう。
とにかくQRPPでしたが連絡用には十分でした。

<当別に引越し>
 1984年に当別に引越し、親戚がほくでんに勤めていたのでコン柱を建ててもらいました。ローター台は友人に自作してもらったものです。
6m5エレ、HFロータリーDPを上げましたがしばらくしてタワーを建てましたので今はお役ごめん、逆Vアンテナのマストになっています。
タワー上の最初のアンテナは、6m7エレと7・21の2エレアンテナでした。吹きさらしでかなり風当たりが良いのでしばらく経つとタワーが傾いてしまいました。
C社のタワーはコンクリを使わないタイプもあったのです。HFには出ないしちょっと怖かったので数年で6mの7エレだけにしました。
7エレを10年ごとに交換していたのですが夏場のマルチホイップでどうしてもEUがやりたくて9エレヤギに乗せ替えたのです。おかげさまでWACも完成しました。

(以前の7エレ)

<気になるアンテナ>
 アマチュア無線家の象徴、タワーとアンテナ。周りからも見られているのです。今でも数年前の台風で曲がったままのマストのタワーや傾いたパンザを見かける事があります。
通りすがりの私でも気になるのですから回りに住んでいる方々はどんなに不安なのでしょう。お金がかかることですがそこはしっかりやって欲しいものです。
道路や隣家の土地に大きくはみ出したアンテナも気になります。住宅街ではタワーを建てるのも大変です。
 理想から言えば20m以上のタワーに9エレヤギ以上のアンテナを上げたいものですが6mはまさにマジックバンド、開けたときに無線機の前に居なければ勝負になりません。アクディビティを上げてハムライフを楽しみましょう。

(現在のアンテナ)

2009年5月22日   JH8AHO
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ダイヤモンド3.5・7Mhzダイポール(逆Vアンテナ) ダイヤモンド144・430・1200GP サガ50Mhzアローライン ナガラ50Mhz7エレ八木アンテナ