<懐かしの・・・・無線雑誌>
私が開局したのは1975年、電話級の国試に受かったのが1974年(昭和49年です。ちょっとした少年向けの雑誌には「君にもなれるアマチュア無線技士・世界中に友達を作ろう」などと受験の通信講座の宣伝が載っていたものでした。その頃はハムショップも札幌市内の中心街やデパートなどに出品しておりお金の無い無銭小僧は指をくわえてデモシャックの無線機を眺めていたものです。時計台の側(場所ははっきり覚えてませんが)の大阪屋(キャビン大阪屋はまだあるのか?)は家から行きやすかったので良く通っていました。その頃の無銭雑誌は「初歩のラジオ」「CQ誌」「ハムライフ」がお気に入りで毎月楽しみに買っていました。その後「モービルハム」や「ラジオの製作」「子供の科学」なども出ていましたがこの3誌が私のバイブルです。
<初歩のラジオ>(初ラ)
入門向けのハムコーナーがあり国試を受けるときの申請書や予想問題を参考にしていました。「SWL入門」「開局の手引き」などアマチュア無線家を夢見て何回も読んでいました。オーデオ技術のほうがメインで球管アンプの製作記事やラジオの製作記事もわくわくしたものです。巻末に科学教材社の広告がありキットの魅力と価格にため息を付いていました。買ったとしても作れる技術などないのですがね・・・。かなり長い間買っていたのですが世の中の移り変わりとともにパソコン雑誌にシフトしてしまいハムのページもだんだん少なくなってしまいました。いつの間にか廃刊になっていたようです。最近になって「工作読本」と言う季刊?の雑誌が出来て昔の初ラの記事が載っていて懐かしくて1冊購入しました。科学教材社の広告も復刻してありました(涙)。大人の科学や熟年(昔のラジオ少年)向けの雑誌がどんどん出てきています。お金と暇の出来た人にはちょうど良いか・・・。ハムも毎日サンデーの方がたに占領されるのではないでしょうか。それでかつての活況が取り戻せるなら結構なことですが。
<ハムライフ>
私が一番気に入っていたのがこの雑誌です。しかし、一番早く廃刊になってしまいました。開局した当時読んだ記憶がある記事は「1エリアで初めて430Mのカーテンビームが上がった。」「スカ6と垂直5エレスタックでモービルとQSO」などSSTVやEMEなどの最新技術の紹介記事も豊富でした。コリンズのカラー広告も有りその当時は別世界のリグでした。今も中古市場でも価格が高いですが当時は車が買える値段でしたので・・・。ローカル情報交換誌といったところでしょうか、やはり1エリア中心になり全国的な販売は延びなかったのでしょう。私が持っているバックナンバーには懐かしの「CQハドソン」の広告が載っています。当然まだハムショップだった頃のです。JA8スケのロゴに・・・(涙)。
<CQhamradio>(CQ誌)
今では唯一の月刊ハム専門雑誌です。JARLとの結びつきも強く私の個人見解としてはJARLニュースをCQ誌に載せて統合してしまえば経費節減になりと思うのですがどうでしょう?私が始めてCQ誌を買った理由はその雑誌の厚さと値段の安さから思わず買ってしまいました。70年代のものは今の2倍はあろうかと言うほどの厚さでした。そのほとんどは広告だったのですが・・・。
2006年6月25日 JH8AHO
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